演目紹介
創作曲や伝統的なお囃子をレパートリーとしています。
いざなぎ
「いざな」は「誘う(いざなう)」、「ぎ」は「男」という意味を表しています。3人の「ぎ」の打ち手が異なる種類の太鼓を打ち込み、互いの技術で気持ちを高めながら、私達「衆」の世界にお客様を誘うという想いを込めて作曲しました。
幕開け
世界共通の「ニコイチ」というリズムを湘南打樂研究所にて学び、基に作曲しました。開幕から開演、終演、終幕までを表現した一曲。
風
どこからか生まれる風。やがて風は一体となって終盤を迎え、どこかに去って行きます。あらゆる風の表情が見えてくる一曲。太鼓を横置きにし、吹き抜ける風を身体全体で表現しながら打ち込みます。
うたわれるもの
大太鼓と組太鼓のアンサンブル。即興性が高く、奏者の腕に任された一曲。
おとのえ
楽曲としてのイメージを示すことなく、中高低に分けられた太鼓の音と3人の打ち手の振りにより、聴き手がイメージを膨らませながら楽しめる一曲。
壬(みずのえ)
2012年湘南打樂大研鑽会に参加した際、「壬」をテーマと題し創作された曲。「壬」の中心的な意味を成す「水」を題材に広大で堂々とした河の流れを表現すると同時に、2011年から2012年(壬辰年)の変化に伴った複雑怪奇な時代背景を表現した一曲。
めい
陽の光が溢れ、様々なものたちと出会う情景を思い描いた一曲。横浜で活動している和太鼓グループ「昇竜」と出会い、2009年の自主公演時の共演以来、私達にとって今でも大切な演奏曲として披露しています。
カミツレ
はやて
吹き抜け去り行く瞬間的な風をイメージした一曲。拍の頭(表)を長胴太鼓・鳴り物が刻み、スピード感のある締め太鼓のリズムで駆け抜けます。各太鼓のソロパートにもご注目ください。
屋台囃子
埼玉県秩父地方に伝わるお囃子で、毎年12月頃に行われる日本三大曳山祭の一つ。「秩父夜祭」の際に大きな山車の上で叩かれる全国的に有名な楽曲。独特な姿勢で叩かれる長胴太鼓と、「玉入れ」と呼ばれる締め太鼓のソロが特徴的。
三宅
1820年から始まった三宅神着・牛頭天五祭で叩かれる太鼓、三宅島神着木造り太鼓を衆バージョンに大幅にアレンジ。地面と水平に置かれた長胴太鼓が奏でる一打一打のしっかりした音と振りが、地を刻む締め太鼓のリズムに乗って響き渡ります。